大人とはなんだろうか、とふと思う。子どもの頃考えていた「大人」は、空に浮かぶ星の名や、道端の草木の名をなんでも知っている人のことだった。生業にこそしていないけれども、私は概ねそういう人生の途中にある。現実的な話、それだけでは到底大人とは呼ばないし、自分自身にしろ、好きだから続けているというだけの話だ。その上、それらを知らなくとも「大人らしさ」には全く関係がない。大人の背中というものがあるとしたら、ただその人の振る舞いであり、生き方に他ならない。私自身が「大人のあり方」について考え続けるのならば、これからどんな選択をしようと、そのことは忘れずにいたいと思う。(副題:いいやつになれ、と霊幻は言った)

大人とはなんだろうか、とふと思う。子どもの頃考えていた「大人」は、空に浮かぶ星の名や、道端の草木の名をなんでも知っている人のことだった。生業にこそしていないけれども、私は概ねそういう人生の途中にある。現実的な話、それだけでは到底大人とは呼ばないし、自分自身にしろ、好きだから続けているというだけの話だ。その上、それらを知らなくとも「大人らしさ」には全く関係がない。大人の背中というものがあるとしたら、ただその人の振る舞いであり、生き方に他ならない。私自身が「大人のあり方」について考え続けるのならば、これからどんな選択をしようと、そのことは忘れずにいたいと思う。(副題:いいやつになれ、と霊幻は言った)

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2 years ago

怒りたい時に怒ったり泣きたい時に泣いたりできたのって何歳ぐらいまでだったんだろうな。やめるとか諦めるとか、そういうスタイルがいつの間にか自分の生き方を上書きしてしまった。そうではなかった時期ってどこだったんだろう。20歳頃には完全に目が死んでいたから、せいぜい17、8かそこらまでかもしれない。いやそんなメンタルで高校進学した気がしない。中学と同時に卒業したかもしれない。15歳とかもう記憶がないよ。でもきっと一瞬の喜怒哀楽に生きるか死ぬかという問題が詰まっていて、目の前の何もかもが美しいか汚いかどちらかだった。思春期って楽しいや。

あれから時が経って、負け惜しみみたいなトライアンドエラーを無数に繰り返して、結果修復不可能なエラーの負債を背負いながら乗りたくもない電車を待つ今を今日も生きてるけど。


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3 years ago

古い店舗を閉鎖して近くにリューアルオープンしたお店、塗り立てで真っ白の玄関口に使い古した箒が立てかけてあってなんだかいいな、と思った。


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3 years ago

読みさしの本があと二、三ページで終わることを思いながら家を出た。電車に乗って本を開くと、残ページは思いのほかあった。手に持っている感覚で、あとは解説だと思い込んでいたらしい。読み終えるまで四駅くらいかかった。解説を読んで、冒頭に戻り、それからぱらぱらとページを繰ると、数々のシーンが走馬灯のように駆け抜けていった。本をしまったあと、何をするでもなかった。ただぼうっと考えていた。火星と、核と、50年代と、そういう不安を考えていた。


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4 years ago
『 湿原の朝食 』 @ Nikko Senjougahara
『 湿原の朝食 』 @ Nikko Senjougahara
『 湿原の朝食 』 @ Nikko Senjougahara
『 湿原の朝食 』 @ Nikko Senjougahara
『 湿原の朝食 』 @ Nikko Senjougahara
『 湿原の朝食 』 @ Nikko Senjougahara
『 湿原の朝食 』 @ Nikko Senjougahara
『 湿原の朝食 』 @ Nikko Senjougahara
『 湿原の朝食 』 @ Nikko Senjougahara
『 湿原の朝食 』 @ Nikko Senjougahara

『 湿原の朝食 』 @ Nikko Senjougahara

前回の続き。珈琲野点にパンを齧ってきました。赤い実や小枝、枯葉、雪に落ちて冬の絵を描いています。ほんの少しでも陽がさすと落下物の周辺だけ雪が溶ける。これも自然の営みですね。湿原の鉄分が川を赤くしていて雪とのコントラストが美しい。

2 years ago

冬から春になっていく季節の移り変わりは楽しい。春から夏になっていくのは気温の上昇とともに意欲も意識も低下していき、生命を維持するので精一杯なので特段語ることはない。昨日あたりから朝晩少し気温が下がってきたので意識を取り戻しつつある。インターネット上での活動に適した時期は気温が25度前後かそれ以下を観測する季節に限られる。そんなわけでまたよろしく。


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2 years ago

家に帰ってきてまた数十分とかで出かけなければならない時があって、暑いけど「すぐ出かけるのに靴下を脱ぐの面倒だな〜」と思って我慢しそうになったのだけど、よく考えたらべつに脱いだってまた履けば良いんだよな。サンダルに履き替えたって良いんだし。そう思い直して、靴下は洗濯カゴに放り込んだ。

できる人にとっては当たり前のことかもしれないけど、自分はこういうのが結構難しい。履き直す方が面倒な人は脱ぐ必要はないけど、嫌なら脱いでおけばいい。逃げてもいいじゃないけど、選択することに対してポジティブになりたいね。家の床は素足が快適だ。


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4 years ago

Twitterを見なくなり、ネットニュースを見なくなった結果、美術館やNASAの記事を見る時間が増えた。ナショジオの定期購読を随分前にやめたのだが、ニュースレターだけは受け取っている。目を通すとやはり面白い。購読したいが紙の本は嵩張るのが難点だ。英語版のKindleがあるといいのだが。

速報性からは離れるがナショジオキッズをなんとなく読んでみる。サイトの更新頻度がわからないが、現在のトップにはチリについての記事がある。簡潔な内容だが無知の者には結構面白い。首都近郊には全人口の四割が居住しているそうで、郊外の子供たちは通学に時間がかかるため朝が早いとある。日本でも中学高校が遠すぎることはままあるが、チリも同じような感じなのだろうか。小学校が遠いのだとしたら相当大変だ。

またチリの先住民族マプチェ、wikiによればその名前の由来は彼らの言語で大地(Mapu)に生きる人々(Che)だという。とてもいい響きだ。チェ、という言葉は隣国アルゼンチンの雄ゲバラの愛称を思い出すが、あちらはスペイン語か。入植者たち、彼らと争った民族。様々の血と動乱の歴史を持つ南米の地に想いを馳せる。

3 years ago
ご自由に

ご自由に


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2 years ago
人生、いよいよネガティブな事柄しか思いつかないので何か書こうと思うのだが言語化することにあまり意味を見出せない。ともあれ正月が過ぎて良かった。休暇を他人がどう過ごしたか聞いたり聞かれたりする無意味なお喋りに巻き込まれたくない。夏と冬と年に2回もこういうことがあるのはうんざりする。人間に向いていないタイプの人間のことをなんて言うんだったかな。

人生、いよいよネガティブな事柄しか思いつかないので何か書こうと思うのだが言語化することにあまり意味を見出せない。ともあれ正月が過ぎて良かった。休暇を他人がどう過ごしたか聞いたり聞かれたりする無意味なお喋りに巻き込まれたくない。夏と冬と年に2回もこういうことがあるのはうんざりする。人間に向いていないタイプの人間のことをなんて言うんだったかな。

  • goarayaru
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  • hitujijp
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um1aut - 月刊地獄めぐり
月刊地獄めぐり

ゾンビよ、朝には死んだように眠れ

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